マイクロエンド・精密根管治療とは?

マイクロエンド・精密根管治療は、歯の根っこの中から「ムシ歯におかされた歯の神経」、「細菌」、「古いお薬」等を、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いて2-20倍に拡大し、患者さまの歯を残すため、再発を回避するため丁寧にファイル(細かい針状の器具)や超音波チップを使用し除去、腫れ、痛みなどを治していく治療法です。根管治療は主に以下3つの治療に分けれられます。

  1. 生活歯髄保存療法(歯の生きた神経を残す治療)
  2. 根管治療(歯の神経の治療)
  3. 外科的根管治療(歯根端切除術・意図的再植術)

一般的にはマイクロエンド・精密根管治療は2のみを指すイメージを持たれる方が多いですが、実際には1から3全ての治療を総称してマイクロエンド・精密根管治療と呼びます。2の根管治療にできるだけ移行しないようにする予防的な治療が1の生活歯髄保存療法。2の根管治療のみでは治らない場合、またはセラミックなどを入れたばかりで壊して治療することは回避したという場合などには3の外科的根管治療を行います。

当院のマイクロエンドの特徴

  1. 他の歯科医院および病院からの紹介実績
  2. 2020年9月現在、50を超える歯科医院および病院から、マイクロエンド・精密根管治療にて患者さまの歯を残して欲しい、再発を回避する方法はないかとご紹介を受けております。これも、地道な研鑽、エビデンスに基づいた治療結果が実を結び、信頼へとつながった結果ではないかと自負しております。
    ご紹介いただいた場合は、紹介状に特別な記載がない限り、患者さまからのご要望がない限り、指定された部位以外の検査、診断、治療は、一切行いません。

  3. 歯を残すため、再発を回避するための高い技術力
  4. アメリカ・ペンシルバニア大学の歯内療法科で研鑽を積んだドクターが、同大学のコンセプトをに基づいた治療法およびスウェーデン・ヨーテボリ大学に代表される北欧の生物学的な観点から、保険治療とは違ったエビデンスに基づいたアプローチで、精密根管治療・マイクロエンドを行っております。

    アメリカ・ペンシルバニア大学

    マイクロエンド・精密根管治療は成功率の高い治療法です。ご来院いただいた際の状態・状況によって選択する治療法および成功率は変わりますが、概ね90~95%です。このことは、Friedman et al. J Endod 2003、Farzaneh et al. J Endod 2004、Gorni & Gagliani J Endod 2004、Ng et al. Int Endod J 2008、Imura et al. J Endod 2007、Ng et al. Int Endod J 2008、Setzer et al. J Endod 2010らの論文により報告されています。また、当院でのマイクロエンド・精密根管治療の成功率も、ほぼ論文通りです。

    特に抜歯を回避する最後の手段である外科的根管治療(歯根端切除術・意図的再植術)の技術には定評があり、一般的には難しいと言われている大臼歯(6,7番目の歯)の治療も可能です。
    下の写真は、歯根端切除術が難しいと言われる右上6番目の歯手術中の画像です。口蓋根を含めた3根、近心頬側第二根管(MB2)を含めた4根管全ての治療を行うことにより、90%以上の確率で歯を残し、抜歯を回避することができます。

  5. 歯を残すため、再発を回避するための治療設備
  6. マイクロスコープ(歯科用顕微鏡):世界最高峰カールツァイス社製の歯科用顕微鏡 PROergo
    マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
    歯の根っこの病気の治療を目的に行われる根管治療の精度は、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)があるないで大幅に変わります。アメリカのマイクロエンド・精密根管治療専門医過程では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)なしでの治療は認められていないほど、切手は切れない関係です。肉眼と比較し2~20倍に拡大して根管の見逃しを防ぎ、より精密な根管治療を実現できます。当院ではマイクロエンド・精密根管治療においては必ずマイクロスコープを使用しながら行うことで治療精度向上を図っております。

    低被曝線量歯科用コーンビームCT
    CT
    根っこの病巣があるのに、一般的なレントゲンでは見えない場合が多くあります。歯が痛い、しみるのにレントゲンや目視では全然原因がわからないという時にこの場合は多いです。3次元処理画像で見えるCTを使うと一目瞭然に発見できる場合も多いので、歯の根っこの病気とCTは切っても切り離せません。

    エックス線診療室
    治療中でエックス線撮影が必要な際、エックス線室へ移動していただく必要がなく撮影ができるため、治療に集中できます。

    マイクロエンド・精密根管に最適な自動で水回路を消毒して滅菌精製水を給水出来る歯科用ユニット

  7. 歯を残すため、再発を回避するために成功率を高める材料
  8. Bioactive材料(MTA、バイオセラミックシーラーなど)による根管充填と生活歯髄保存

    MTAは、歯科用の殺菌効果の高いセメントのことです。96年ごろに発表されてからマイクロエンド・精密根管治療の分野では世界中で多くの臨床家が使用・支持されています。根管治療および外科的根管治療時の充填材として使用したり、露出してしまった神経の保護に使用する際に有効です。また、2010年ごろからMTAMTAの操作性の悪さを改善したバイセラミックシーラーが発表されました。これらBioactive材料を、当院では患者さまの状態に最適な材料を選択・使用することにより、高い成功率を誇っております。

  9. 歯を残すため、再発を回避するため徹底した感染管理
  10. ラバーダム防湿

    使用する器具(根の中の掃除をするファイルなど)の使い捨て。

    使用する器械(タービン、コントラ、5倍速、ミラーやピンセット、専用器械など)の十分な減菌。
    ウォッシャーディスインフェクター:国際規格 ISO15883に準拠した高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒ができるミーレジェットウォッシャーを使用しています。
    ミーレ ウォッシャーディスインフェクター

    クラスBオートクレーブ(滅菌器):世界で一番厳しいヨーロッパ規格 EN13060で最高ランクに位置付けられているクラスBオートクレーブ リサ22Bを2台使用しています。
    クラスBオートクレーブ

  11. 十分な説明、治療時間
  12. 痛みなどの応急処置が必要ない限りは原則初診時に治療を行うことはありません。問題の歯の診察と検査(問診、各種検査、エックス線写真・CT撮影)、現在の状態のご説明、治療の内容等を30分かけて行います。
    カリーナシステム
    術中の動画をカリーナシステムと呼ばれる専用機器に録画し、術後に患者さまへの十分なインフォームドコンセントを行なっています。
    1回60~90分と十分な治療時間をとることにより、ほとんどのケースで1~3回で治療は終了します。

こんな人はマイクロエンド・精密根管治療

このような状況やお悩みはございませんか。

  • 長引く歯の痛みがある。
  • 噛むと痛みがある。
  • 歯ぐきがおできの様にふくらみ腫れてきている、膿が出ていていつまでも止まらない。
  • 根の治療を何回も繰り返している。
  • 根の治療に何度通っても、いつまでたっても症状が良くならない。
  • 被せ物を頻繁に交換しても症状が良くならない。
  • 歯の違和感・痛みが続いている。
  • 歯が黒い・変色(過去に歯をぶつけた)が気になる。
  • 歯根嚢胞(しこんのうほう)と言われた。
  • 歯根破折と言われた。
  • もう治療のしようがない、歯を抜くしか無いと言われた。
  • インプラントを勧められたが、本当は歯を残したい。
  • 他院で抜歯と診断された。
  • 治療は終わった、と言われたが痛みが取れない。
  • 痛みや腫れがあるのに様子を見ましょうと言われた。
  • 信頼のおける根管治療の方法で治したい。
  • セカンドオピニオン希望で、相談をしたい。

上記に一つでもあてはまる方、お悩みの方はお気軽にご相談ください。

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