小児歯科・小児矯正とは?
小児歯科・小児矯正は、歯が生え始める1歳前後のお子さんから、永久歯がはえ揃う学童期まで(12~13歳ぐらい)が対象となります。
お子さんの治療は、年齢、むし歯や歯並びの程度、お子さんの性格、歯磨きの上手さ、家庭環境などの違いにより治療方法が変わります。
あかなべ歯科の小児歯科・小児矯正は、予防歯科を軸に、むし歯治療だけでなく、むし歯がなく歯並びが悪くならない健康なお口を保てるように、お子さんを成人になるまで管理していくことを目標にしています。お子さんのうちに健康なお口を保てるようになると、大人になってからむし歯や歯周病になりにくいという事が分かっています。事実、日本では20歳になった時にむし歯になっていた本数が1人平均9.2本、歯科先進国スウェーデンではわずか3.6本です。この違いは治療優先型の日本と予防歯科が浸透している国の違いにあります。自ら望んでむし歯になり歯を削ったり、歯を抜いたりする人は、誰もいないはずです。だからこそ、歯を治療する歯科医院ではなく、むし歯を作らない、歯を失わず生涯健康でいられる歯科医院を作りたいと考えています。
院長は園医を務めています
あかなべ歯科の院長は、まどか幼稚園と茜部保育園の園医を務めています。歯科検診をはじめ、歯磨き指導やフッ素塗布を行い、地域のお住まいのお子さんのお口の健康管理に取り組んでいます。小さなお子さんの対応にも慣れておりますので、治療の際はどうぞご安心ください。
口腔機能発達不全症・習癖改善
口呼吸
最近「お口が開いたまま、ぽかーん」とした子どもをよく見かけます。口の周りの筋肉の力が弱くて、口が無意識に開いてしまうことが原因と考えられています。中には鼻の疾患(鼻づまりやアデノイドなど)があると仕方なく、開いてしまう子もいます。その場合は耳鼻科への診療が適切でしょう。風邪を引きやすくなり、根気や集中が低下し、学習に影響が出るかもしれません。また食べ方にも影響が出ているかもしれません。気になる方は一度、ご相談ください。
口で呼吸(口呼吸)をする癖がついてしまうと、様々な影響を引き起こす原因となり、特に「歯並び」や「顔の形」に大きな影響を及ぼすことがわかっています。
小児歯科・小児矯正分野では、必ず目にするこの写真。
1歳半違いの姉妹、サマンサとケリー。小さい時は双子に間違われるぐらいそっくりだったそうです。
でも大きくなるにつれだんだん顔立ちが変わってきました。
大きくなった二人、とても姉妹には見えず別人のようです。
さて二人の違いは何だったのでしょう???
姉、サマンサは、口をポカンと開けたまま(口呼吸)で成長しました。
妹、ケリーは、口を閉じる意識(鼻呼吸)をして大きくなりました。
姉のサマンサは、妹に比べ、鼻の下が長く伸び、無理に口を閉じようとすると、口の下に「うめぼし」の様なしわが出来ています。
「口が開いていると出っ歯になる」と言うのはよく知られていますが、実はあごの成長自体も変わるのです。
口をいつも開けていると、下の写真のように顔が下方向に成長して、立体感の無い見た目になってしまいます。
以下のことが当てはまらないか、チェックしてみましょう!1つでも当てはまる場合、口呼吸の可能性があります。
- お鼻が詰まりやすい(慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症など)
- いつもお口が開いている
- 口を閉じると顎に梅干状のシワができる
- 唇がよく乾く
- イビキや歯ぎしりがある
- 口臭が強い
小児矯正
当院は、いつでも小児矯正無料相談を受け付けています。
3歳で乳歯はほとんどそろいますが、奇麗な歯並びであれば問題です。勿論、乳歯のときからデコボコがあるのはもっと問題です。
「矯正を始める時期は早いほうがよい」と言われています。なぜなら乳歯がそろう時期から、乳歯が抜け永久歯に変わっていく時期に小児矯正をすることで、健康な永久歯を虫歯になりにくいように並べることができるからです。きれいな歯列は見た目だけでなく、汚れが溜まりづらく歯ブラシも当てやすいので、清掃性が非常によくなります。小児矯正を勧める理由としては、成長段階にあるお子さまの場合、歯やあごの骨のコントロールがしやすいため、あごの骨の拡大や、上下のあごの位置のバランスを整えることが可能です。大人の矯正に比べ、永久歯を抜歯する可能性を低く抑えることができます。
歯並びの乱れから引き起こされるリスク
- 歯磨きがしづらいため、むし歯や歯周病になりやすくなる
- 舌の位置がずれてしまい、スムーズに発音できなくなる
- 食べ物をあまり噛まなくなるので全身のバランスが崩れ、姿勢が悪くなったり頭痛が起きたりする
- 歯並びの悪いことが気になり、元気よく話したり思い切り笑ったりできなくなる
CTおよび矯正治療専用レントゲン(頭部X線規格写真(セファログラム))完備
矯正歯科治療の診断に不可欠なCTおよび矯正治療専用レントゲン(頭部X線規格写真(セファログラム))完備しています。上下のあごの大きさやそのズレ、あごや唇の形態、歯の傾斜、口もとのバランスなどの状態を正確に知ることができます。顔面と頭部のセファロ写真を撮影して分析し、すぐに診断と治療方針の説明が可能です。また、治療前・治療中・治療終了後と、同じ規格で撮影したCTおよびセファロの画像があれば、どのように歯が動いたか、顎骨がどんなふうに変化したかが比較できます。