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2024/10/09指しゃぶりは歯並びに影響する?

岐阜市にある、あかなべ歯科です。

赤ちゃんの時に指しゃぶりをするのは当たり前かと思いますが、実は指しゃぶりが原因で歯並びに悪影響を及ぼすことをご存知ですか?

赤ちゃんが指しゃぶりを行う理由はいくつかあり、おっぱいを吸っているような感覚で落ち着いたり、原始反応として、哺乳反射や吸啜反射などがあると言われています。

指しゃぶりは赤ちゃんとして自然な行動であり、指しゃぶり自体がNGという訳ではありません。

今回は、赤ちゃんの指しゃぶりと歯並びの関係についてご紹介します。

なぜ赤ちゃんは指しゃぶりする?

冒頭でお話しした通り、落ち着いたり、原始反応といった他に、生後4ヶ月頃までは無意識に指しゃぶりを行なっており、5ヶ月頃には物を手に取ってしゃぶることで味や形などを学習しているとも考えられています。1歳頃になるとしゃぶるから物を使って手で遊ぶようになり指しゃぶりへの意識が徐々に薄れていきます。

なぜ指しゃぶりで歯並びに悪影響があるか?

指しゃぶりの吸う力によって強い圧力が上顎にかかることで歯列が狭くなり、上下の噛み合わせがずれ、出っ歯や開咬になる可能性があります。

また、歯並びが悪くなることで、口呼吸になったり発音に影響がでる。程度によっては容姿にまで影響を及ぼす場合もあるため指しゃぶりは歯並びに大きく関係することを覚えておきましょう。

ただし、必ずしも指しゃぶりがダメという訳ではなく、指しゃぶりを行う期間に注意が必要です。

指しゃぶりに注意が必要な期間とは?

ここまでお伝えするとそもそも指しゃぶり自体を期間関係なくやめさせればいいと思うかも知れませんが、実は指しゃぶりが必要な期間もあると言われています。

01歳頃までの指しゃぶりは気にする必要はなく、赤ちゃんの指しゃぶりは、指を目で見て口に持っていく動作や口の中で感覚を知るなど、発達が促され良い影響を与えるため重要とされています。

注意が必要なのは23歳以降です。この歳になると歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるため、もし指しゃぶりが続くようであれば23歳頃にはやめれるようアプローチしていくことをお勧めします。

指しゃぶりはどうやめさせればいい?

お子様の指しゃぶりをやめさせると言ってもどうやめさせればいいか分からない方が多いと思います。

まず知って欲しいのは、1歳以降のお子様が指しゃぶりを行う理由は遊ぶ機会が少なかったり、退屈してしまっているなどの生活習慣が原因なことが多くあります。

大抵は、1歳以降になり、手遊びや物を使って遊んだりすることで興味がおもちゃや別のものにいき、徐々に指しゃぶりの頻度や時間が減っていきます。

言い換えれば遊ぶ時間が少なく、退屈してしまっているから指しゃぶりをしていることになります。

まずは無理にやめさせるのではなく、指を使った遊びの時間を多く作り、指しゃぶり以外のものに意識を向けさせるようにしましょう。

具体的には積み木遊びやブロック遊びがお勧めです。

また、指しゃぶりには不安といった精神的な理由で行うお子様もいるため、遊びでも改善しない場合はスキンシップを増やすなどして、安心感を与えてあげましょう。

すぐに指しゃぶりを改善することは難しいと思います。ゆっくりでいいので指しゃぶりの時間を減らすよう取り組んでみてください。

2~3歳頃で指しゃぶりをやめさせることを目標に1歳半頃から徐々にやめれるようアプローチしてみてはいかがでしょか?

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