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2023/12/20歯磨きで血が出るのはなぜ?

岐阜市にある、あかなべ歯科です。

みなさんは歯磨き・ブラッシングの時、歯茎から血が出た経験はありますか?

中には歯磨き・ブラッシングの際、毎回血が出るなんて方もいるのではないでしょうか?

今回は歯磨き・ブラッシング時の出血について詳しく紹介していきます。

あかなべ歯科_歯肉出血_1

▪️歯磨きで出血する原因は?

基本的に歯磨き・ブラッシングで出血するほとんどの場合、痛みを生じることはなく、原因は様々ありますが、最も多い原因は歯肉炎や歯周病です。

歯肉炎や歯周病は初期の段階では自覚症状はほとんどなく、出血が見られるころには進行してしまっている状態と言えます。そのまま放置するとどんどん進行し、最悪歯が抜け落ちる場合もあります。早期に歯医者へ行く事をおすすめします。

その他、歯肉炎や歯周病以外で出血する場合は、歯磨き・ブラッシング時の力加減や歯垢・歯石の蓄積、生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、全身疾患などがあげられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・歯磨きの力が強すぎて歯茎が傷ついている

歯磨き・ブラッシングの際に力を加えすぎると歯茎を傷つけてしまい、歯茎から出血する原因になります。これは正しく歯磨き・ブラッシングが行えていない証拠で、歯茎を傷つける上、歯垢も除去できていない可能性があります。

・歯垢・歯石の蓄積

歯垢(プラーク)や歯石が歯と歯茎の境目に蓄積すると、歯茎が炎症を起こし腫れ、歯肉の健康を損なうことがあります。これによって歯磨き・ブラッシング中に出血が生じることがあります。

・生活習慣が関係している

不規則な生活習慣が原因で歯茎から出血が生じる場合があります。

寝不足や食生活の乱れなど不規則な生活習慣、喫煙などが原因で免疫力が低下する可能性があります。免疫が低下すると菌への抵抗力を失って、炎症を引き起こし、出血へと繋がる恐れがあります。

・妊娠などのホルモンバランスが原因

歯茎からの出血はホルモンバランスの変化からも起こります。

ホルモンバランスが変化することで、菌への抵抗力が低下しがちです。

菌への抵抗力が低下すると、多少の刺激にも関わらず、出血してしまうことがあります。

また、妊娠中は「エストロゲン」、「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多くなります。これらのホルモンは、一部の歯周病原因菌が栄養源にしているため、菌が増殖して口の中で活発に活動します。

炎症が歯肉に限られる歯肉炎から、歯を支える骨を減少させる歯周炎になり、早産などのリスクにもなるので注意が必要です。

・全身疾患が関係している

糖尿病や高血圧、白血病などといった全身疾患が原因で歯茎から出血が生じることもあります。

もしも、その他の原因に該当しない場合は何らかの全身疾患を視野に入れ、念のため検査してみることをおお勧めします。

▪️歯磨きの際、出血で痛みを伴う場合は?

冒頭で述べた通り、歯磨き・ブラッシングによる出血は痛みを伴わないことがほとんどです。しかし、痛みが出る場合もあります。

それは、歯肉炎や歯周病がかなり進行してしまった場合が考えられます。痛みを伴う出血の場合は速やかに歯科医院で治療を行ってください。

あかなべ歯科_歯肉出血_2

▪️歯磨きで出血が生じた場合の対処法

歯磨き・ブラッシングによる歯茎からの出血が確認できた場合、これ以上あまり磨かない方がいいのでは?と考えるかもしれません。もちろんすぐに歯科医院へ相談し、適切な治療やアドバイスをもらうのが最善です。しかし、すぐには行けない方もいると思います。

そんな時、歯磨き・ブラッシングは中止しないでください。逆に出血が見られる箇所を入念に磨いて下さい。

出血している箇所は、歯垢が溜まっていたり、歯石が原因で炎症を起こして腫れている可能性が高いからです。出血しているからと歯磨き・ブラッシングをやめてしまうと、さらに歯垢や歯石、菌などが溜まって余計に悪化させてしまいます。

ただし、歯磨き・ブラッシングは優しく細かく動かすことが基本になります。

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